東京古着日和 穂上愛・開發祐介(Part.1)


東京古着日和

「東京古着日和」は、大人のためのモノとの付き合い方や楽しみ方、
休日の過ごし方をガイドします。
YouTubeで配信中の「光石研の東京古着日和」、
Pen Onlineの人気企画「大人の名品図鑑」などの最新情報は、
ここからいち早くお届けします。

▼東京古着日和:https://special.pen-online.jp/tokyovintagediary/


オガワブンゴ
オガワブンゴ

今回は雑誌Penが手がける東京古着日和のプロデューサーでもある穂上さんとPodcastディレクターの開發さんにお話を伺います。穂上さん開發さんよろしくお願いいたします。

まず、雑誌Penさんが手がける東京古着日和なんですけども、Podcastを始めた理由っていうのを教えてください。

穂上
穂上

東京古着日和は、俳優の光石研さん主演の東京古着日和という動画になるんですけども、東京古着日和の動画を、観るだけでなく聴いて楽しんでる方がいらっしゃって。光石さんの声がすごく良いので、聴いているのが心地良いっていうお話をいろんなところで聞いていました。あと東京古着日和が、単に古着好きの方に響くコンテンツというよりかは、休日の楽しみ方だったり、物との付き合い方だったり、そういったところに何か楽しみを見いだしてる方がご覧になっているなっていうのがありまして、東京古着日和っていうコンテンツ自体をメディア化していきたいなっていうところがあったんですね。

東京古着日和は今までのPenのイメージとかけ離れてるというか、少しPenとしては挑戦なコンテンツだったんですけど、Penから生まれたスピンアウト企画のような立ち位置で東京古着日和っていうコンテンツ自体をメディア化してみたらどうなんだろうっていう思いがあり、動画だけでなく音声メディアを始めてみたいなと思ってスタートしました。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

穂上さんがおっしゃった、光石さんの動画を耳で聴いている人がいるっていうのが、実は僕なんです。

穂上
穂上

本当ですか。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

そうなんですよ。東京古着日和のYouTubeは実は見てまして、1回見て心地良いので、Podcastクリエイターって名乗ってるのに、東京古着日和のYouTubeを流して仕事をしています。

穂上
穂上

そう言ってくださる方がすごく多くて。結構意外だったんです。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

本当に心地良いんですよ。だからすごく今日は楽しみなんですけども、Podcastを始める前っていうのは、Podcas自体にどのような印象やイメージを持たれてたんでしょうか?

穂上
穂上

私はラジオ世代で、ラジオを聴いて育っていて。とくにサントリー・サタデー・ウェイティング・バーっていう番組が大好きでした。リモートワークによって何か耳で聴きながら何かやれるっていうことが改めて、すごく楽しいなと思って。またラジオ熱というか、そこと繋がるPodcast熱みたいなのが盛り上がり、結構聴くようになりました。ラジオの時代から音声メディアは、親しみやすいメディアだと思ってましたね。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

なるほど。Podcastディレクターの開發さんはいかがですか?

開發
開發

僕も学生の時から深夜ラジオとかを聴いていた人間で、四六時中イヤホンをつけながら何かしら聴いているというライフスタイルなんですね。それが高じて自分でPodcastを配信してたりもしています。こういう背景があってPenでも何かPodcastをやりたいなと思っていたところにこの企画が立ち上がってジョインさせてもらいました。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

なんかそういう感じ良いですね。このPodcastの東京古着日和っていうのは実際どのような番組なんでしょうか?

穂上
穂上

Podcastの「東京古着日和」は、大人のためのモノとの付き合い方とか楽しみ方、休日の過ごし方をガイドしますというコンセプトです。光石さんの東京古着日和のアフタートークの部分を音声コンテンツ化して、ロングバージョンにしたものを配信しています。東京古着日和にはもう1人プロデューサーの近藤という者がおりまして、「プロデューサー近藤の部屋」という企画とレギュラー企画として開發が担当している「大人の名品図鑑」というものがあります。「東京古着日和」というメディアの中にいくつか番組があるという構成になってます。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

僕ももちろん聴かせていただいてるんですけど、大人の名品図鑑に出演されているのは、フリー編集者の小暮昌弘さんとスタイリストの井藤成一さんですよね。

穂上
穂上

そうです。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

すごくペースがゆったりで、僕は心地良いなって思いながら聴いているんですけども、実際にキャスティングというのは、小暮さんと井藤さん何かやりたいっておっしゃって始めたんですか?

開發
開發

大人の名品図鑑はPen Onlineで2018年から続く連載で、レジェンド的なアーティストの愛用品や、名作映画に登場するファッションアイテムなどを毎回記事で紹介しています。
以前から、アイテムの撮影時に交わされる小暮さんと井藤さんの会話がとても面白くて、ファッションについて学びになることも多いし、この会話自体がコンテンツになるなというのを常々思ってました。そこで、お二人にPodcastをやってみませんか?と言ってみたところ「ぜひぜひ」とご快諾いただいたので、スタートしました。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

なるほど。東京古着日和の番組を企画するにあたり、何か気をつけていたことってありましたか?

穂上
穂上

とにかくやってみようというマインドで始めました。私もAdobe Premiereを使えますし開發もAdobe Auditionを使えるので、何かできるでしょみたいな感じで、とりあえずやってみようっていうとこですね。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

ガチガチに企画を固めてやったわけではない?

穂上
穂上

そうですね。とにかく数を打ってみようと。何が当たるかわからないので。

とはいえ、コンテンツは持っているなってずっと日々思っていて、その表現の方法が原稿でなくてもいいなっていうこともちょっと思っていて。そういうところで小暮さんの企画(大人の名品図鑑)もそうなんですけど、原稿よりも逆に音声のほうが頭に入ってきたりするところがPodcastの良さだったりすると思ってます。

どんどん音声コンテンツにしたらどうなるかっていう実験という感じですね。なので、何も気をつけてないかも知れません(笑)。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

なるほど、僕はすごくその気持ちわかるんですよね。僕の場合、いろいろ企画を立てて、いろいろ番組を作ってきたけど、MOOKSTUDY日本の歴史という番組は月60万再生ぐらいあるんですが、それは今一緒にやってる廣瀬さんとの普通の会話の中で生まれたんですね。廣瀬さんは歴史が得意だからそれを番組にしちゃいます?みたなノリで。

もちろん企画することってすごく大切なんですが、そうじゃないこともあるんだなって個人的には思ってるので、今穂上さんがおっしゃってることはとてもわかります。

穂上
穂上

そうですね。動画よりも簡単に始められるし、初動という意味ではものすごいハードルが低いなって思っていたので、とにかくやろうっていうことですね。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

構成についてはどうでしょうか?

穂上
穂上

ある程度構成は考えて話の流れ的にここは落とさないようにというところは作ってますね。

大人の名品図鑑に関していうと、話し手のお二人に任せてしまってる部分が大きいんですけど、僕がいつも撮影現場で聞いている会話のような、できるだけ普段の雑談に近い雰囲気で、肩肘張らずに聴けるものなると良いなと思ってます。なので、最初の入り口の挨拶と最低限話すトピックだけ決めて、それ以外はフリートークっていう感じです。あとはだいたい目安の時間ぐらいですね、決めていることは。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

それが一番実は収録しやすいですよね。

開發
開發

そういう雑談っぽいノリの方が会話のグルーヴ的なものもが生まれてくる気がするし、僕がリスナーとして聴いているときも、掛け合いが自然なラジオが好きなので、そういうものに近づけると良いなという感じで作ってます。


Part.2へ続く