東京古着日和
「東京古着日和」は、大人のためのモノとの付き合い方や楽しみ方、
休日の過ごし方をガイドします。
YouTubeで配信中の「光石研の東京古着日和」、
Pen Onlineの人気企画「大人の名品図鑑」などの最新情報は、
ここからいち早くお届けします。
普段どのような収録環境で、機材は何を使ってるんでしょうか?
USBに直接繋げるコンデンサーマイクで収録し、Adobe Auditionで編集をしています。場所は会社の会議室か、もしくはスチール撮影終わりにそのままスタジオでやっています。
ちなみにマイクはどちらのメーカーを使ってますか?
Yetiです。多分アメリカのブランドだと思うんですけど、指向性が変えられたりとか、手元で音量を変えられたりとか、結構便利なマイクです。
オーディオインターフェイスとかを間に入れずに直接USBで繋げる?
直接USBで繋げてます。
便利そうですね、マイクは1本ですか?
マイクは1本です。対談の際は、双指向性にして収録しています。
マイクからの距離は気にされてますか?
何度かやっているうちに、ベストな距離を掴めるようになりました。
会議室とかだと外から入ってくる音がよくあると思うんですが、何かこのあたりについてケアをしていることってありますか?
録音用のスタジオではないので、ある程度は仕方ないと諦めています(笑)。以前収録中にサイレンの音がずっと鳴っていた時があって、そのときはしばらく収録を止めましたが、そういうとき以外は基本的に気にせず収録を進めます。
現場では気になったけど音源ではあまり拾ってないということもあったりしますしね。やっぱり入っちゃってるなというときは、ノイズリダクションとか、編集でなんとかします。
収録時にヘッドホンとかでモニタリングはしてますか?
マイクに直接イヤホンを挿してモニタリングができるようになっているので、一応聴きながら収録を進めてます。
イヤホンですか?それともヘッドホン?
イヤホンですね。
編集するときも?
編集もイヤホンです。
ここは好みがいろいろ分かれる部分ですね。
編集にかける時間はざっくりどのくらいですか?
あまり時間はかけてない方だと思いますね。「大人の名品図鑑」であれば、音源を1回通して聴きながら、余計なノイズや言い間違っているところを削るくらいで、収録したものをほとんどそのまま使ってます。あとはBGMをつけるくらいなので、1本あたり1時間もかかってないと思います。
やっぱそうなりますよ。僕もそのくらい。構成・収録・編集っていう一連の流れかなって思ってますがどうでしょうか?
そうですね。出演している方々も編集者やライターが多いので、こちらがコントロールせずとも、それぞれ構成を作って話してくれている感じがあるので、そこに楽させてもらってる部分あるかもしれないです。
なるほど。ありがとうございます。
話のテーマが変わりますが、ポッドキャストを始めてみてわかったことや気づいたことはありますか?
現状そこまで反響があるわけではないので、聴いている方の反応は正直まだまだわかってないんですけど、出演してもらってるライターさんやスタイリストさんが楽しんでやっていただけているので、それは嬉しいポイントです。これまで写真やテキストで表現していたものを音声で表現することで、スタッフの方の新たな魅力を、おこがましいですが届けられているのではないかと感じています。
穂上さんはどうでしょうか?
ファッションのコンテンツがメインなのでビジュアルがないと聴いてもらえないかなと思っていたら、ビジュアルが無いから、逆にどんなものか知りたくなったとか、想像力を掻き立てるのに、音声メディアはすごい有効なんだなと思いました。
記事があるっていうのも大きいですよね。音声を聴いた後に記事にいけば、話した写真が見られるっていう枠組みになっているので。1粒で2つ美味しいじゃないですけど。
記事があるっていうのも大きいですよね。音声を聴いた後に記事に飛べば写真が見られるので、記事と音声が相互補完的な関係になっています
記事の中に、PodcastやYouTubeをやってるというインフォメーションを掲載してたりしてますか?
記事に埋め込んでます。
それって、ずるいですよね。
私も開發もPen Onlineの編集部なんですけど、紙の編集者がやったらいいのにって思うのは、例えば紙の記事をつくるときに、取材のときのこぼれ話を音声で収録しておく。記事内にはQRコードを貼って、Podcastに誘導するというのがいいんじゃないかなと。雑誌とか紙のコンテンツが好きな人と音声コンテンツが好きな方ってなんとなくPodcastと親和性が高いような気がしています。
これからですね。
穂上さんと開發さんにお聞きしたいんですけど、Podcastの可能性はどう感じてますか?
今まで紙の媒体がやってきたことを、音声メディアに置き換えたらどうなるかなと。
よくラジオ番組を持ってるお笑い芸人さんが、「ラジオのリスナーはファンの中でも一番熱い」って言うじゃないですか。。音声メディアには確実にそういう力があると思ってます。雑誌やWeb媒体にしても、いかにそうしたコアファンを作っていくかというのがこれからすごく重要になってくると思ううので、そういう意味で、Podcastをはじめ音声コンテンツというのは、ファンとの関係性を深めるための有効な手段になってくるのではないでしょうか。
Webメディアであれば、もしかしたら10万PVの記事よりも1000回再生のPodcastの方が価値があるかもしれない、というくらい、音声コンテンツだからこそ深く刺さるものになるはずだと感じているので、地道に続けていけたらと思ってます。
メディアとの距離が近いというか、音声って喋ってたり対談されてる方と、その人が書いた原稿を読むよりもその人の声を聴く方が、より身近に感じられて、ファンになってもらうっていうところで、すごくアプローチしやすい。あと今メディアって会員化みたいなことをすごくしたがる傾向があるんですけど、そういうときにもこの音声メディアっていうのはすごく活用しやすいのかなと思います。
ファン作りっていうところで。特にPenみたいな媒体っていうのはファンっていうのが、これからさらに重要になってきたりしていると思うので、そういった意味だともっと頑張るべきだという感じです。
わかりました、ありがとうございます。
最後にこれから始める方々へアドバイスやメッセージがあればお願いします。
紙媒体の方であれば、やって損はないと思うので、とにかくやってみる。音のクオリティがどうっていうところは一度置いておいて、普通の人が入れないところに入れるのがメディアの特性だと思うので、ネタは豊富にあるはずです。そんな偉そうに言えるほどやってないんですけど。
東京古着日和もとにかくやってみようっていうとこからスタートしました。最初は紙の特集でやる予定が、タイミングが合わずからの動画だったので。表現方法が紙じゃなくても良いのではないかという柔軟な感じでやることが重要かなと思います。
リスナーとしても、媒体でPodcastを担当してる人間としても、とにかくPodcastが全体的に盛り上がってほしいなと思っていて、コンテンツが増えていけば増えてくほどを盛り上がっていくと思うので、みなさんぜひやってほしいですね。
パイを広げる。
重要ですよね、僕もそれを本当に思います。
雑誌Penさんが手がける東京古着日和、これはpopIn Waveで聴けるんですよね?
SpotifyやApple、Googleなど一通り配信されています。
今回は、雑誌Penが手掛ける東京古着日和のプロデューサーの穂上さんと、Podcastディレクターの開發さんにお話を伺いました。穂上さん、開發さんありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。