愛はフラクタル (Part.2)


愛はフラクタル by Ai Funato

公演惑星の軌跡が花の輪郭と重なるように、銀河の果てから量子の奥まで、この世の全てはフラクタル。日々のよしなしごとの中に見つけた小さな宇宙を、あなたへのラブレターに代えて。カナダバンクーバー在住コピーライター愛がお届けします。

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《話す人》 船戸 愛


オガワブンゴ
オガワブンゴ

愛さんは普段どのような環境で収録をされてますか?

船戸 愛
船戸 愛

Appleのイヤホン付きマイクでiPhoneで収録したり、あとはパソコンに繋いでアンカーのプラットフォームから録音したりという感じで、本当にお気軽環境です。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

何かそのときに、愛さんなりに気をつけていることはありますか?

船戸 愛
船戸 愛

私の場合はですけど、あまりハマりすぎると沼にハマってしまいそうなので、マイクはどれにするとか、機材をどうするとか、編集ソフトとか何かそういうことは気にしないようにしていて、とにかく簡単に気軽に収録できる環境で収録できるときに収録するということを心がけてます。なので、歩きながらiPhoneで電話をしているみたいに収録するときもあります。そういうときは町の雑音とか騒音とかも入っちゃうんですけど、バンクーバーのダウンタウンの喧騒とともにお楽しみくださいという感じでちょっと一言入れたりとかタイトルにそれを書いたりとかしてますね。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

なるほど。じゃあ収録は基本スマートフォンで全部やってしまう形ですね。

船戸 愛
船戸 愛

そうですね。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

プラットフォームでアンカー使われていることなので、録ったものをアンカーに入れてアップする。

船戸 愛
船戸 愛

そのまま放り込んでます。アンカーは音楽をつけたりできるし、あとはフリー素材の効果音をダウンロードしておいて間に挟むことぐらいはしますけどそれぐらいですね。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

本当に超簡易的なスタイル。

船戸 愛
船戸 愛

超簡易的にこだわりすぎないことにこだわるっていうか(笑)。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

愛さんはこだわったらこだわっちゃうタイプなんですか?

船戸 愛
船戸 愛

こだわっちゃいませんか(笑)。一度気になっちゃうと沼に絶対ハマるなって。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

ハマりますね(笑)。

船戸 愛
船戸 愛

今はそのときじゃないかなって(笑)。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

配信しているエピソード数が多いですよね。今収録しているのが2021年11月30日なんですけども、この時点で223エピソード上がっています。

船戸 愛
船戸 愛

いつの間にかやってますね(笑)。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

223ってすごい数ですよ。継続は力なりということですね。番組のアートワークですが、これは愛さんですよね?

船戸 愛
船戸 愛

私です(笑)。数年前でメイク濃いめにしてもらってますけど私です。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

これはフォトグラファーの方に撮っていただいて使っているんですね。

船戸 愛
船戸 愛

フォトグラファーの友達がいて、モデルになってみたいな感じで、半分遊びで作品作りの撮影に参加させてもらって、そのときに撮ってもらいました。それを自分で文字を入れてカバーにしています。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

このテキストを入れたのは愛さんだと思うんですけども、縦にするのか横にするのかは結構考えましたか?

船戸 愛
船戸 愛

これは無料で画像を作れていろんなテンプレートがあるCanvaというサイトがあって、そこにPodcastのカバー用テンプレートがいっぱいあって、その中から選んで作りました。昭和歌謡のレコードみたいなジャケットにしたくて、フォントと縦書きというのは意識しました。ただ、デザイナーではないのでそこもやっぱりこだわりすぎないにこだわるということで、なるべくテンプレートのデザインをいじらずにやりました。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

何かその辺りは僕と似てる部分あるなと思うんですが、Canvaは便利で良いですよね。

船戸 愛
船戸 愛

良いですね。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

PodcastってCDのジャケ買いに近い部分があるので、やっぱり「愛はフラクタル」のアートワークはインパクトがありますね。

船戸 愛
船戸 愛

ジャケ買いしていただきありがとうございます(笑)。自分への戒めとして、顔を出すって勇気がいると思うんです。後ろ向きとかイラストとかにしがちなんだけど、でもここで自分をバーンと出すことで本当に心を開いて魂すっぽんぽんでそのままを話す、そのままを放つことが自分への宣言というか。そしてこの謎のタイトルも誰がわかってくれなくても、私が自分が感じたことを話すということの宣言でもあります。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

でもこのタイトルとこの写真はフィットしてると思います。

船戸 愛
船戸 愛

めっちゃ嬉しい、ありがとうございます。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

そんな愛さんがなんですが、「愛はフラクタル」を始めてわかったことや気づいたことはありますか?

船戸 愛
船戸 愛

とにかく誰でも今すぐ始められるということがわかりました。Podcastを配信できる人って数年前はもちろんHimalaya(ヒマラヤ)のようなツールもなかったし、何かすごいスペシャルな機材とスペシャルな才能を持ってる人しか配信できない、しちゃいけないみたいな、何か聖域というか高嶺の花みたいなイメージだったんです。でも、そうではなくてそのステージがどんどんどんどん一般市民の私たちの前に現れてきて、本当にすぐ階段を登れば3段ぐらいでそこに行けるという手軽さにものすごく感動しました。だからこそ私みたいに子育てしているお母ちゃんとか、サラリーマンをしているけど実は夢があるという方とか誰でも配信して欲しいなって思います。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

はい。

船戸 愛
船戸 愛

あとは自分の脳内メモとして始めたんですけど、やっぱり頭の中に漂っていることって、漂ったままだとどこにも行かないというか、いずれ感動が消えたときに宇宙の塵としてその感動も一緒に消えてしまう。それはどこに行くんだろうと思ったときにすごくもったいないなと思っていて、音声配信はその瞬間のその感動を自分の声で伝えられる。声というもののパワーは、文字よりも近く早く深く届くということをすごい感じています。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

うんうん。

船戸 愛
船戸 愛

発信する側としても感じるし、聴く側としてもさっきオガワさんも仰られてましたけど、何かこう一緒にいる感覚、すごく近くにいる感覚があるし、隣に座っているとか車の中で聴いていたら助手席に座っているような感覚だし、お茶を飲みながら聴いていたら一緒にご飯食べてるような感覚だし、声が持つパワーとその距離感というのがすごいなと。これはめちゃくちゃ可能性があるということに気づき始めております。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

愛さんが感じるPodcastの可能性があれば教えてください。

船戸 愛
船戸 愛

すごく今の時代の変化に合っている感じがするんですよね。もう皆さんも感じている通り、今までの昭和の価値観といいますか、この会社に入ったらもう一生安泰だとか、この仕事してれば絶対毎月お給料入って幸せに暮らせるとか、そういう決まりきった安心プランみたいな安心人生設計みたいなのものはどんどん崩れてきている。それに恐怖や不安もあるかもしれないけど、逆にめちゃくちゃ好きなことで生きていける、ご飯を食べていけるということが誰の手にも乗っていますよね。それはこういうPodcastやSNSやオンラインコミュニティなどいろいろなツール、ほとんど無料で使えるようなツールやコミュニティが目の前に道具としてあって、あとは自分がどんな生き方をしたいか、どんな働き方をしたいとか、どんな世界を作っていきたいかという自分が何を求めているのか、どんな夢を描いているのか。あとは最初の炎というか、そういうパッションだけだと思うんですよね。それを何か声にして発する、私はここにいるよ、こんなことを感じて、こんな夢を描いてる、こんな人とこういう世界を作りたいと思ってるんだ、ということをPodcastだからこそを伝えていけるなと。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

はい。

船戸 愛
船戸 愛

あと、やっぱり数って気になるじゃないですか。1,000フォロワーより10,000フォロワーを目指したいとか。でもそうじゃなくてPodcastを始めるときに、別に1人でも2人でもいいんですよね、心を動いて魂を震わせてくれる人がいればたった1人でもそれはものすごい価値があって、心震えた人と共に何か新しい世界とかコミュニティを作っていくという。それが今までのブログとか文字でのコミュニケーションよりもより簡単に時短でハードル低く誰にでも発信できるということにすごい可能性を感じてるし、本当にみんなにやってほしいなあっていう気がしています。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

最後になりますけども、これから始める方に対して愛さんなりのアドバイスやメッセージがあればお願いします。

船戸 愛
船戸 愛

「とにかくハードルを低く楽しんでください!」と。あとは、「自分にしか発信できないことがある」ってことに気づいてほしいですね。自分のことって実は一番、自分自身がよくわかっていなかったりするんだけど、その人の体験してきた人生とか、職業とか住んでる場所とかはもちろん、何に感動して何が好きなのかという組み合わせって本当に宇宙の中で、唯一無二、たった一つなんですよね。だからこそ、その「宇宙で唯一無二のわたし」が感じていることを、今日から気軽に誰かとお喋りするみたいに、ただ放って欲しい。それがメッセージボトルみたいにインターネットの大海原を漂って、こうしてオガワさんが拾ってくださったりとか、誰かが世界のどこかで聴いてくれて、「何かこんなものが流れてきたぞ」「こんな場所でこんなことを感じている人がいるんだと」って受け取ってくれたり。そうやって距離や時間を超えて繋がれるコミュニケーションツールでもあると思います。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

うんうん。

船戸 愛
船戸 愛

元々仲良かったコミュニティ内の人たちとも、もっと深く繋がれるツールでもあるし、世界の裏側と繋がれるツールでもある。あとは自分自身ともっと深く繋がれるセルフコーチング的な魅力もあると思うんですね。ぼんやりとただ感じていたことを言葉にして、身体を震わせて発信することで、私はこういうことを大事にしていたんだとか、こういうことを愛しているんだということが、自分自身の中に響くというか気づくというか、そういう側面もあると思うので、始めない手はないということをお伝えしたいです。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

体験談だからこのメッセージはすごくありがたいですね。

船戸 愛
船戸 愛

楽しいですよね、Podcastってね。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

本当にそうですよね。今回は「愛はフラクタル」を配信している船戸愛さんにお話を伺いました。愛さん、ありがとうございました。

船戸 愛
船戸 愛

ありがとうございました。