アメフト沼 – 日本で希少なアメフト系ポッドキャスト
日本のスポーツメディアがスルーするようなネタを拾い集める日本で希少なアメフト系ポッドキャスト 。ホストは文字通りアメフトの沼にどっぷりハマっており、オフシーズンもカレッジフットボール、NFLなどアメフト関連ネタをひたすらポッドキャストで聴き漁る日々。 アメリカでは毎日大量のアメフト情報がポッドキャストで配信されているのに、日本ではほぼ皆無。でも現地メディアが語ってることを知った上で試合を観れば、きっとカレッジやNFLの試合が数倍楽しくなる!ということで、ポッドキャスト、はじめます。
まだまだ試行錯誤中。聞いてくださった方、ぜひぜひ感想を DMまでお聞かせください。 「こんな話が聞きたい」「このチームのこと取り上げて」「あの選手は現地でどんな評価なの?」「俺にも(私にも)語らせろ!」などなんでも良いので、フィードバックいただけると m(_ _)m
Twitter:@football_swamp
《話す人》 アメフト沼
今回は「アメフト沼」を配信している沼さんにお話を伺います。沼さん、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
Podcastについてどのような印象やイメージを持たれてましたか?
コロナになるまでPodcastをほとんど聴いたことがありませんでした。たまに聴くのが、オーディオブックみたいなものをiTunesみたいなもので聴いていたぐらい。何でPodcastを聴くようになったかというと、「日本で何かわからないウイルスがある」みたいな話があったときに、海外ではこのことについてどのように言われてるのかなと思い、CNNとかそういうニュース系の割と固いPodcastを聴き出したのが初めてです。そこから面白いなと思って、そういうのを聴きながらスポーツみたいなのを聴いていたら、スポーツコンテンツがめちゃめちゃ充実してるなと。僕は元々アメフトをやっていてかなりニッチなところなんですが、そういうのを聴くようになったのがきっかけです。
これらは日本語のPodcastではなく英語の方ですよね。
そうですね。ほとんど英語です。
アメフトの番組も英語ですよね。
そうですね、日本語のアメフトの番組は多分ないと思います。調べたらなかったですね。
沼さんが「アメフト沼」をやるきっかけは何だったんでしょうか?
そもそもESPNとかスポーツチャンネルのコンテンツを聴いたりとか、あとは有料会員のサービスでThe Athleticという、今すごく伸びてるスポーツメディアがあるんですね。(最近、NYTimes社が買収することを発表)僕は会員ではなかったんですけど、Podcastは聴けると。そこの内容がすごく深くて、日本だと到底リアルタイムで得られないような情報が耳に飛び込んでくるという体験があって、これは良いなというのがきっかけです。NFLに関してもニュースメディアだとほとんど日本語はないので、だったら自分でやろうかなと思いました。スポーツのPodcastをいろいろ聴いていると、例えば僕はJリーグとかも好きでサポートしてるチームがあるんですが、Jリーグとかチームのことをテキスト投稿の掲示板みたいなところでファンが盛り上がるコミュニティをちょいちょい目にするんですけど、これを音声でもっと発信した方が良いんじゃないのかということは感じていました。だからといってそういうのを待ったところで出てこないし、かといって僕がそういうサッカーを深くいくかというと、やっぱり分野外というのもあって、自分のアメフト愛っていうんですかね、特に僕の場合はアメリカの大学を卒業していたり学生としてそういう体験があったので、それをアウトプットしたいなということで取り組んでます。
有料版のThe Athleticというサイトのことなんですけど、どのくらい深い情報が聴けたり見れたりしてるんですか?
例えばですけど、日本でアメフトと言ったらカジュアルなファンでNFLぐらいだと思うんです。濃いファンになると、国内の大学のアメフトだとか社会人のXリーグとか見てますよというぐらい。そこからさらにアメリカのカレッジフットボールを追いかけてる人ってほとんどいないと思うし、アメフトファン全体の中でも一部だろうなと。でも、日本で置き換えて考えると例えばプロ野球を好きな人や高校野球が好きな人はいるじゃないですか。六大学野球が好きな人もいる。そういうところで活躍してた選手がドラフトにかかってプロ野球で活躍しているのを見て応援して楽しむということもありますよね。それと同じことがカレッジフットボールとNFLが繋がってるっていうところなんですけど、そこでThe Athleticっていうのは、例えばどこそこのコーチがどこそこのチームに行ったとか、どこそこの高校生がどこそこの大学に行くって宣言したとか、そういう人の繋がりとかも書かれているメディアです。
人間関係とかも含めてということですよね。
試合の中身だけではなく試合の背景にある人間ドラマだとか、統計的なデータだとか戦術的なこととか、そういった洞察が結構深いところまで届いているメディアですね。
面白いですね。言える範囲で構わないのですが、沼さんは普段何をされている方なんですか?ちなみに、日本ですか、アメリカですか?
日本にいて、メディア関係で、分野で言ったらマスコミ系になるかと思います。
なるほど。次に「アメフト沼」はそのような内容の番組になるんでしょうか?
だいたい犬の散歩の時間やお風呂に入っている時、通勤時に僕が聴いているPodcastの話を総合的にまとめて日本語に変換してアウトプットしてるみたいな感じです。
コンセプトは何か決めていたりしてるんですか?
だいたいその時に思いついたことをまとめるんですけど、今ちょうどシーズンなので、アメリカのカレンダーで言うと毎週土曜日にカレッジの試合があって、日曜日にNFLの試合がある形なので、その土日、日本時間でいうと日曜日から月曜日にかけて、全部を丸々見るわけではないんですけどもそれらを見て、その後にPodcastを聴いて、自分で感じたことをまとめて、さらに僕の出身の大学を中心にそのチームのこととか、そのチームの周りのライバルのことだとか、あとはそこからNFLにいって今活躍している選手のことを総合的にまとめてレポートしている感じです。
なるほど。レポート番組みたいなイメージなんですね。
一人語りというんですかね。
配信スケジュールは決めてるんですか?
アメフトでYouTubeで今頑張っている人と繋がったりしているので、そういう人の話を聞くと定期的にどれぐらいの時間帯にスケジュールを決めてやってますよと。ただ僕は1人でやってるので思いつきなんですよね。だから、月曜から金曜の間でどこかで1〜2本出せればなというぐらいすごくゆるい感じでやってます。たまにガッツリ収録をしようと思ったときに、嫁がいたりとか子供がいたりとかいうこともあるので、その辺はその時に応じてやっている感じです。
時間の尺は決めてますか?
最初、自分がPodcastを聴いているときは15〜20分ぐらいが聴きやすいなと思って、それぐらいを目指してやっていました。最近は30分を超えるような感じにはなってきています。Twitterでフォローしていただいている方からは、「長い方が楽しい」とわりとポジティブなフィードバックがあるので、好き勝手にやらせてもらおうかな思ってます。
15分を目指していたけど結果的に今は30分を超えるぐらいになっている状態ですね。
でも30分を超えているぐらいの方が情報量とか密度からしても適切な量、ボリュームなのかもしれないなって最近思ってます。
「アメフト沼」というタイトルですが、なぜこういうタイトルにしたんでしょうか?
これは趣味で沼にハマるというところでそのままなんですけども、元々その名前でTwitterを始めていたので、もうそのままそのタイトルで良いかという感じです。特に深い意味はないです。
沼さんはアメフトの沼にハマっているぞということですね。
ハマってます。
構成は何か決められてますか?
週末に情報をインプットするじゃないですか。例えばNFLの試合があったりすると、どことどこのチームのスター選手がいたりしますよね。でもこれって大学時代にも因縁の対決があるみたいなことがあるんですよ。そうするとアメリカの現地メディアが割とそういうところにもスポットを当てて、盛り上げていったりするんですけれども、日本だとあまりそこまで知っている人いないだろうなと。実はそういう背景もあってこの試合があるというようなことを肉付けした方が楽しいなと思うので、その辺を意識するようにしています。
その際、台本的なものは作られていますか?
10〜15分ぐらいの時は思いつきで喋っていましたが、さすがに30分になると1人だし息継ぎもしなくちゃいけない、水も飲みたいしというので全体の流れをリストアップして、そこから結果的には原稿みたいなものをドラフトするようになりました。あと僕が普段会話をする中で「えーと」とか「あー」とか伸ばすことが多い。収録したときはそれが耳障りだと思うので、なるべくそういう言葉を入れたくない。だからスムーズに言葉を繋いでいくためにドラフトしている感じです。
やっぱり長くなると、ドラフトがあった方が話しやすいということもありますよね。
そうですね、圧倒的に話しやすいですね。