建コンのあれこれ
建設コンサルタント業界のあれこれについて、ひとり語りをしていく番組です。
Instagram で関連資料などもアップしてます。
「建設コンサルタント」っていったい何なのか!?
道路、トンネル、橋梁、河川、堤防、ダムなどの土木インフラによって、より安全・便利な暮らしを実現したり維持する上で欠かせない存在、建設コンサルタントについて、わかりやすく、詳しく紹介していきます。
また、回を重ねていきながら、スマートシティのようなデジタルがもたらす人の暮らしの変化に、この業界のがどのように貢献できるか、といったテーマについても触れていきたいと思っています。
Twitter 建コンのアレ(https://twitter.com/AREdesuKENCONno)
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《話す人》 建コンのアレ
普段アレさんはどのような環境で収録されていますか?
説明編と雑談編で録り方も環境も変わっています。説明編の時は自宅の仕事部屋で録っています。雑談編は部屋のどこででも、あるいは外で散歩中だったりと、場所を選ばずに手軽に録っています。
その収録の時に、何か気をつけていることはありますか?
説明編の時はやはり気を使っていまして、マイクはスタンドに立てていましたが、椅子の高さが合ってこないとうまく喋れない。原稿を見ながら説明編は喋っていたので、原稿を表示するパソコンの置き場所や体の体勢みたいなことは気にしていました。
あとはやっぱり音関係で、窓は閉めてとか、仕事部屋はエアコンがなくて今も寒いんですけど、夏は暑くてちょっと地獄でした。
分かります、それ(笑)。体勢をこだわるってすごく重要なことだったりしますね。
やっぱりそうなんですね。
音楽のレコーディングエンジニアの友達がいるんですけど、彼が姿勢のことは言っていました。姿勢や体勢というのは、やりながら気づかれていったのですか?
それとも前情報として持っていたのですか?
やりながら気づきましたね。体勢が悪くて、パソコンの画面を送ったりする時にノイズが入っちゃうんですよね、良い所に置いていないと。
あとやっぱり私は上手に説明したいなと思って、原稿を見て喋るということにおいても、視界のどこに原稿があると喋りやりやすいのかとかは、録りながら勉強していきましたし、工夫もしていました。
アップデートしているわけですね。
雑談編で全てを捨てましたけど(笑)。
でも一回やったというのは良い経験だなと思っています。
収録機材は何を使われてますか?
まずマイクはaudio technicaの2000円ぐらいの安いものをデスク用の小さなスタンドにつけて使っています。
オーディオインターフェースはBEHRINGERのユーフォリアUM2。これも割と安めですが機能としては満足しています。
マイクをオーディオインターフェースに繋ぎ、パソコンに挿して、パソコンのソフトで収録しているようなイメージですかね。
はい、そうです。
編集ソフトは何を使われてるんですか?
Macの標準のGarageBandを使っています。
十分ですよね。
Podcast Meetingで話している方の機材を聞いて、やっぱり調整している人はいるんだなと思いましたが、そのテクニックを身につけるのをちょっとサボり、どんどん配信することを優先しています。
あと雑談編はiPhoneに標準の有線イヤフォンマイクつけて、どこでも録っていてほとんど編集なしでそのままアップする録り方になっています。
雑談編の時、配信プラットフォームの方でRECしている形ですか?
一度iPhoneのボイスメモに録音して、プラットフォームはAnchorを使ってるんですけど、Anchorにアップロードして配信するという形です。
なるほど、一度録音ファイルは手元に置いておく。
そうですね、はい。
また説明編に戻ることはあるんですか?
あり得るとは思っていますが、雑談編が意外とうまくいっているなと自分は思っていて、現時点で喋り残したなというものがあまりないんです。
色んな方がおっしゃってましたけど、Podcastの良いところの一つは話をストックしていける、リスナーさんは戻ることができるということが良いポイントだと思っています。
第1話から順番に基礎的な情報をどんどんPodcastにストックしてきました。
始めたのが2021年の4月ぐらいで、そこからだいたい半年強かけて12月までに喋りたい話をストックしきったなと、一段落したなと思っています。
そこから雑談編に入って、ちょっとキャッチーな、前半でもちょっと触れていただきましたけど、渋谷のコーヒー屋さんの話とか、おすすめのPodcastのタイトルコールをものまねしてみたり。見つけてくれた人が、私の前半の説明編を振り返り、より深く知りたい人は聴いてもらえる流れが、うまく全体が繋がったなって思っています。
元の説明編に戻るかというと、当面はこの雑談編みたいなかたちで、タイムリーな話とか聞きやすい話、あまり堅苦しくない話をしていきたいなって思っています。
実は、つぶやき編みたいなものもちょっと聴いてみたいなと思っていまして。
ちょっと聞かせてください、どういうのですか?
例えばですよ、表参道のこの道を見て建設コンサルタント的にどう思うかとか。
実際のものに対してつぶやくということですね。
そうですね。それを建設コンサルタント「アレ」はどう見えるか、要するにアレさんの視点というか。道路が良いとか悪いとかそういうことではなくて、建設コンサルタントというフィルターを通した時に何を見ているのか、何をチェックしてるのか、そういう話ってすごく興味深いなって思うんです。
ありがとうございます。
ちなみにそれを話すとすると、やっぱり特定のどこかの方が良いですかね?
そうだと思います。イメージがつきやすいと思うんですよ。
例えば有名な鉄橋があった時に、この鉄橋を建設コンサルタントはどう見ていて、何に注目しているのか。
すぐに思いついちゃうものがあるんですけど、JR神田駅のガード下のところがあって、緑色の短い鉄橋みたいになっているんですよね。
ありますね。
あの鉄橋はすごく古くて、リベットという今ではあまり使われない方法で板が接合されていたりとか、下に向かって細くなっている形、あれはピンラーメンという構造の名前なんですけど、というような話ですよね。
そういうことです。
一般論から入るのではなく、いきなりマニアックな話をするということですね。
いきなりマニアックな話で。
一つ意見を伺ってもいいですか?ちょっと似たようなことを考えたことがあって、現場で録るのと、それを部屋で録るのはどっちの方が聴くときっていいんですかね?
リアル感を出すなら現場ですね。
やっぱりそうですか。
音でしか情報がないので、そこのホワイトノイズだったり車がビュンビュン通っていたりというのも、それがノイズじゃなくてBGMになると思うんですよ。
なるほど。
聴いた人が神田駅のところに行って「ここか」と。
そうか、喋ったのを聴いて行く人もいるかもしれないという、確かに。
もしくはそこで聴くとか。
なるほど、そういう人もいるかもしれないですね。
例えば学生の方とかには生きた教材になると思います。
やってみます。やるとしてボイスレコーダーを買おうかなと思ったんですけど。
iPhoneに挿せるライトニングのピンマイクでいいんじゃないですか。
ピンマイク!なるほど、手に持たなくてもすむし豪勢なものを買わなくてもよさそうですね。
ピンマイクってそれこそ安いのであれば2000円くらいでありますから。
ピンマイクは全然チェックしてませんでした、ありがとうございます。
Twitterに好きな橋とかをあげている人とかもいるんですけど、その人があげてた橋に行って喋るとかもいいなと、今いろいろなアイデアが浮かんできました。
いいですね(笑)。
ここでガラッとテーマを変えますが、アレさんが「建コンのあれこれ」を始めて、何か分かったことだったり気づいたことってありますか?
実際配信してみて分かったことは、学生さんにTwitter上で質問箱を設けていまして、それに回答するにもなかなか文字では伝えにくい部分があるんですよね。
そういう時にPodcastのリンクを貼ってこれを聴いてみてくださいって言うと、たぶん文字をいっぱい書いてその人が文字を読むよりも、耳で聴いて理解してもらえるんで、私としても同じ質問に答えやすい。きっと学生さんにとっても頭に入りやすいかたちで情報に触れることができるかなと思っていて、これは良い活用方法だなって思っています。
温度感が伝わりますもんね。
そうですよね、Podcastの良いところですよね。
どういう気持ちが乗っかっているかという部分も声だったら伝わるので、文字では表現できないレベルでの説明になっていればいいなと思っています。
アレさんが感じるPodcastの可能性があれば教えてください。
色んな企業が既にやってらっしゃると思いますが、企業とかNPOとかサークルとかそういう団体の広報ツールという使い道はこれから増えるんじゃないかなと。可能性としては結構あるんじゃないかなと個人的には思っています。
そして、PodcastはYouTubeと比較されてることが多いと思うんですけど、私がPodcastをやり出した順序はブログの代わりと思ってやっています。Twitterで説明しきれない部分を喋る、この連動が自分の中では前提になっていて、そういう意味で企業のブログとかnoteとかとも相性が良いと思うので、そういう人達がPodcastを活用することで、先ほども感情が乗っかるという話がありましたけど、より伝えたいことが伝えられるようになるというのはPodcastの可能性じゃないかなと思います。
最後になりますけども、これから始める方に対してアレさんなりのアドバイスやメッセージがあればお願いします。
Podcast Meetingでも色んな方がメッセージを残されていて、私なりに考えた時にこれから始める人って誰なんだろうと。ツールが揃っているので、これは良いなと思った人はもう始めていると思うんですけど、まだ気づいてないPodcastと相性のいい人達がいるなって。
それがブログを書いているけどあまり続いてない人、途切れがちな人。
発信したいテーマを持っていて言いたいことがあるけど筆が進まないみたいな、そういう人は多いんじゃないかなって思うんですよね。
私はPodcastって色んなスタイルがあると思うんですけど、自分がやっているのはYouTubeの音声版じゃなくてブログの音声版。
そういう意味でブログを書いている人で書くのがめんどくさいと思っている人は是非Podcastで声のブログを書く、ブログを発信するということをアイデアに入れてみたらいかがでしょうか、ということをメッセージとしてお伝えしたいです。
確かにブログの音声版という考え方はフィットしますね。
そうですね、Podcastって結局仕組みの名前なので色んなことやっている人がいる。
「Podcast=ブログの音声版」と言うとちょっと限定しすぎだと思いますが、そういう使い方もあるという発想が広まると、配信する人も増えるんじゃないかなって思っています。
分かりました、ありがとうございます。
ぜひ「建コンのあれこれ」を聴いていただければなと思います。
お願いします。
今回は「建コンのあれこれ」を配信している建コンのアレさんにお話を伺いました。
アレさん、ありがとうございました。
ありがとうございました。