
ヤイヤイラジオ
ポッドキャストリスナー歴10年の妻と1年前まで全く知らなかった夫が素敵なポッドキャスター達との出会いにより一年後に配信スタート!
おしゃべり関西人夫婦がエンタメや歴史、浮世のよしなし事に何でもヤイヤイ言っていくポッドキャスト番組です。
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yaiyairadio@gmail.com
Twitter #ヤイラジ
うまやん Twitter アカウント @umayan2020
いっぷく Twitter アカウント @ippuk_podcast
までどうぞよろしくお願いします。
《話す人》 うまやん、いっぷく

今回は、ヤイヤイラジオを配信している、うまやんさんと いっぷくさんにお話を伺います。うまやんさん、いっぷくさん、よろしくお願いいたします。

よろしくお願いします。

お願いします。

まずPodcastについて、どのような印象だったりイメージを持たれていましたか?

私はリスナー歴が約10年ぐらいありまして、Podcastから入ったというより、インターネットラジオで検索して繋いだ先がたまたまPodcastだったので、あんまり区別もついてないままPodcastに入りました。気が付いたら、いろんな素人の方が喋っていたので、それが何かを考える前に面白い番組を探してどんどん聴いていってという形でした。

Podcast Meetingでいろんな方とお話させていただいてますが、たぶんダントツでPodcastリスナー歴が長いと思います。

実は古参なんです(笑)。

リスナー歴はね(笑)。

大ベテランっていうことですね。

はい。いろいろPodcastの流れを見てきました。

うまやんさんは?

僕はまったく知らなくて、妻が夜な夜なイヤホンを挿して何か聴いてるぞと。たまにケラケラ笑ってたりするので、落語のラジオでも聴いてんのかなってずっと思っていました。iPhoneだったのでアプリが入っているのはわかっていたんですけど。全然聴いたこともなかったです。

ヤイヤイラジオを始めるきっかけは何だったんですか?

古い話で言うと、自分がPodcastを聴いていた時にうまやんもやったらいいやんとずっと思っていたんです。この人はおしゃべりも上手だから、自分がやるというよりはうまやんがしゃべったらいいのになっていうのがそもそもあって。それも長いこと温めていたんですけど、ちょうど私もリスナーをしながら番組にメールを送ったりして配信者の方と繋がれるきっかけができてきて、うまやんも紹介して夫婦でいろんな配信者の方と遊ばせてもらうようになっていく中で、自分たちもやってみたいなと。

最初に「沖縄料理食べに行かへん?」って言われて、妻に。「あ、行く行く」って言ったらそこにPodcasterの、配信者の方がいらっしゃって、そこで初めて知って、でもPodcasterさんってラジオネームとか使ってるじゃないですか(笑)。

はい。

だから何々さんってラジオネームで言われても「え、全然わかれへん」っていう感じで紹介されて、「Podcasterです」みたいな感じで。でもそこから、そのPodcasterの配信者さんたちと個人的に仲良くなりまして、そこから僕もPodcastにはまっていった感じです。自分たちでもちょっとやってみようかと。コロナという状況もありましたけどね、時間も余っていたので。

時間も余っていたし。

明確に「よしやろう」と思った、これがきっかけだったなということはありますか?

私は、そもそもさっき言ったみたいに、Podcasterの「絶対に負けられないPodcast」のワンダーさんとさいごうさんというお二人がいらっしゃるんですけど、うまやんと会わせたかったんです。きっと仲良くなるんじゃないかって思っていて。沖縄料理屋でこっそりセッティングして会わせたんですけど、うまやんに何も言わずに無理やり会わせて。

そうなんですよね(笑)。普通自己紹介って本名を名乗るじゃないですか。山田ですとか、佐藤ですとか。いきなり「ワンダーです」とか言われて、ラジオのDJさんかなとか思ってたんですけど。

でも、横で妻も「いっぷくです」って言ってるからね。

いっぷくさんとか言ってるから、なんのこっちゃとは思ってたんですけど。

実際に会わせてみたら、うまやんはすごい楽しそうで、やっぱりその日からちょっと意識が変わったというか、あの人たちの仲間に入りたいという思いはすごい芽生えたんじゃないかなと。

たまたまその配信者のお二人も同い年だったので、すごく気が合って。

また会いたいなと思っても、リスナーと配信者だとちょっとした壁があるのが、同じ配信者になったら、例えばゲストに出てもらえませんか?とかそういうきっかけも作れるんじゃないですか。

はい。

ちょっとした下心ですけど、そういう意味で仲間に入りたいなという思いはありました。

それでタイミングを計って始めたんが、コロナが始まってゴールデンウィークぐらいかな。

そうやね。緊急事態宣言で本当に外に出にくかった時期に、いろいろやり方を模索してスタートしました。

なかなかユニークなきっかけですよね(笑)。

未だに私はPodcasterさんと会ったときに、凄い憧れの存在として見るところあるんですけど、うまやんは先に会ってしまってるから、憧れ度が私と違うんです。

いや、今はあるよ(笑)。

うまやんさんといっぷくさんはご夫婦なんですよね?

そうです。はい。

言える範囲でかまわないんですけど、普段どのようなことされていますか?

それこそPodcastでかなり人生が変わったと言いますか。もともと大阪に住んでいたんですけども、Podcastを始めて、先程言った「絶対に負けられないPodcast」のお二人とか、その他のPodcasterさんとたくさん仲良くなって、Podcasterさんっていろんな変な人がいるじゃないですか(笑)。

多いですね(笑)。

その人たちに感化されたのかわからないんですし、コロナもあったんですけども移住しようということになりまして、妻の実家が和歌山なんですけど、和歌山の古民家を買いまして、そこから私はリモートが週2日、残り3日を大阪に通いながら生活してる感じです。

で、DIY。

古民家なのでDIYでいろいろ家の中を改造していて、DIYのPodcasterさんとかリスナーさんたちに手伝っていただきながらやってる感じです。

なんかすごい。フル活用していますね。

遊びに来てください。

もうだいたい30人ぐらい泊まりに来ている感じですね。

へえ、面白い。

自分たちの生活がだいぶPodcastで変わりました。

変わりましたね(笑)。

やっぱりでも感化されたというか、影響は受けました。いろいろあっても人生を楽しんでる人たちが多いですし、コロナもあったので気軽にみんなと会える場所を自分で作りたいという気持ちもありました。

なるほど。いっぷくさんは?

私は主婦で移住してからずいぶんいろいろ変わりました。もともといろんなことやっていたんですけど、今はWEBを使ってノマドというか、場所関係なくできる仕事をパートみたいな感じでやりながら、例えばこちらで知り合いになった農園をちょっとお手伝いに行かせてもらったりとか、ご近所さんのお仕事の手伝いを行かせてもらったりとか。さらに大阪にいたときから、和歌山のお米とかを使って自分でお菓子を作っていて、マルシェに売りに行くという行商みたいなこともしていたんですね。今も続けているので、月に何回かは大阪の工房に戻ってマルシェに向けて仕込みをしてお菓子を販売して、また和歌山に戻ってきてはいろんな人のお手伝いをしながらDIYしながらっていう、何をしてるかわからない人になってきて、ちょっと、肩書きが今欲しいです(笑)。

最高ですね。

意味が分からない毎日を(笑)。

Podcastをやっていなかったら、ここに住んでいないという感じです。

本当にPodcastで人生の景色がガラッと変わった感じですね。

そうですね。

うまやんさんといっぷくさんが配信してるヤイヤイラジオなんですけども、具体的にどのような番組内容で配信されているんですか?

寄せ鍋のような、そのとき思いついたことを喋ったりもしますし、それこそ移住してからはDIYでどんなことしてるかとか。例えば、ゆくゆくはこの古民家をカフェというか、Podcastを聴いている人たちが集まれるような場所にしたいなと思っているのでいろいろ改造するんですけども、ダクトをつけたりレンジフードをつけたり。

DIYの作業の話もしてますし、ただスタートしたときは勿論そんな予定はなかったので、割と気軽に日常を話しています。自分たちが考えてることだったり、好きな映画や小説の話だったり、本当にただただ夫婦で面白いな、このお話しできたらいいなと思ってることを毎回しゃべってます。

二人とも本が好きなので、本の話もしてこの間も宮城谷昌光さんの「楽毅」という小説があるんですけど、その収録をしたら、ブンゴさんがされている「MOOKSTUDY日本の歴史」でまさかの「奇貨居くべし」がプレミアムで配信されているということで奇遇やなと思ったりしてるんです。

旅行の話もしたしね。

旅行が趣味なので、いま全然行けてないですけど、旅行に行ってきた時の話もします。

スタートしたときは本当に古民家とかなかったんですけど、Podcastを聴いている人たちが遊びに来てくれて、一緒におしゃべりしたりしてるみたいな雰囲気が伝わればいいかなって、そういうテーマでした。

番組名ですが「ヤイヤイラジオ」の意味というか、名前の由来は?

大阪弁というか関西弁で、わいわいしゃべるというか、わちゃわちゃしゃべるというのを「やいやいしゃべる」と言うんですね。悪い意味ではなくうるさいという感じですかね。やいやい言うな、うるさく言うな、みたいな感じで。そういうニュアンスの言葉です。二人でやいやい言い合ってるという、うるさく言い合ってるっていう感じで、タイトル付けました。

最初にPodcastをやろうと言ったときに「私もしゃべる」となって。私はしゃべるつもりはなかったので、私もしゃべるとなった時に「しゃべれること一つもないよ」って。「もうやいやい言うてるしかできひんで」みたいなところから、「じゃあやいやいしゃべる番組だったらできるわ」ってなって、そのまんま「ヤイヤイラジオ」と名付けました。

たしかにやいやいしていますね。
配信スケジュールは、決められたりしてるんですか?

もともとは不定期と言ってましたが、今はほとんど毎週日曜日に配信しています。時間は決めていません。

毎週日曜日に新しいエピソードが配信される。

そうですね。

時間の尺は?

あまり長くないようにしていて、一時間を超えることはめったにないです。だいたい3〜40分ぐらいです。

わたしは長い派なんです。そして、うまやんは短い派なんです。

僕は、MOOKSTUDY日本の歴史のように15〜20分ぐらいのものを続けて聴くのが好きなんです。

私は1時間ぐらいほしい(笑)。
ずーっとダラダラ聴きたいから。「ヤイヤイラジオ」は間を取って3〜40分ぐらい。

バランスがとれるもんですね。

結果的に。

「ヤイヤイラジオ」の番組のアイコン、アートワークですけども、これはお二人が作られたんですか?

うまやんがもうパッと作ってくれました。

そうですね。

で、ちょうど家に遊びに来てみたいなコンセプトにぴったりだったのでそのまま。

うまいことハマってますよね。

結構気に入っています。

台本はありますか?

全くないです。録音ボタンを押してから、今日何しゃべる?というときもありますし、その直前ぐらいに今日は何の話がしたいからこの話をしていい?みたいなときもありますし、台本はないですね。

本の紹介で私はちょっとこの辺のことしゃべりたいなっていうときは付箋を貼ったりしますが、基本的にメモも作ってないです。

台本は無しということで。

無しですね。

台本は無しという台本をつくって「やいやい」って、すごい技術力が必要になってきますしね。

雰囲気重視ね。

じゃあそのやいやい話しているときに、何か意識していることはありますか?

ほぼほぼ失敗しているんですけど、私はあまり被らないようにすることです。

声と声をということですね。

そうです。

でも夫婦って、僕らも10年超えてきているんですけど、重なるんですよね、しゃべるタイミングとかが。

重なりすぎてだんだん喧嘩が始まったらえらいことなので(笑)。

タイミングが一緒になってきちゃうんでしょうね。

そこぐらいかな。

でも、私はもともとはうまやんにしゃべらせたかったので、出来るだけうまやんにしゃべらせようとはしています。

そんなことはないよね。めっちゃしゃべってはるけどね(笑)。

番組内にジングル的ものが入るじゃないですか。あの声はうまやんさんですか?

あれは、プロの方に完全に依頼しました。

そうなんですね。

最初自分たちの番組を紹介してから、だいたいPodcastって始まるじゃないですか。あれがすごく恥ずかしい。そこだけはプロの方に依頼しました。

正解やったよね、凄く好評です。

かっこいいし、やっぱりああいうのがあると番組が締まりますよね。

そうなんですよ。

なんていうのかな、かっこよく大人な雰囲気も出しつつ、ちょっとダサくもしたかったんです。なんかそこをうまいことやってくれはったんで、本当に自分たちも気に入ってます。ピッタリやなと思っています。