研エンの仲 Ryohei & Ayaka(Part.1)


研エンの仲 Ryohei & Ayaka

「研エンの仲」は、神経科学の研究者 Ayaka (@kayautoka) とソフトウェアエンジニア Ryohei (@fushimir)の2人によるPodcastです。科学やエンジニアリング、日常の話題についても話しています。

公式Twitter: @KenNaka

Hashtag: #研エンの仲

マシュマロ: https://marshmallow-qa.com/ken_en_no_naka

メールアドレス: ken.en.no.naka.podcast@gmail.com

《話す人》

Ryohei (fushimir@) … エン担当

Ayaka (kayautoka@) … 研担当


オガワブンゴ
オガワブンゴ

今回は「研エンの仲」を配信している、AyakaさんとRyoheiさんにお話を伺います。Ayakaさん、Ryoheiさん、よろしくお願い致します。

Ryohei
Ryohei

よろしくお願いします。

Ayaka
Ayaka

よろしくお願いします。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

まず、Podcastについてどのようなイメージだったり印象を持たれてましたか?

Ryohei
Ryohei

僕はiPod初代とかの時代から、Podcastという名前は聞いたことあるけど何なんだろう?という感じで、昔から知っていたけど実際に聴いたことはなかったんですが、それとは別に深夜ラジオとかが結構好きだったんですね。
2〜3年前ぐらいから日本でPodcastがすごく増えてきたというタイミングで聴き始めたのですが、好きだったラジオに近いような文化圏で、個人の方のコンテンツも、放送局のちゃんと編集がされているようなコンテンツもたくさんあって、しかも無料でいろんなものが聴けるということで、僕は親しみがあるメディアという印象です。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

Ayakaさんはいかがですか?

Ayaka
Ayaka

私は英語学習みたいなイメージが強くて、留学する前に英語の勉強用で聴くものというイメージでした。だから何か興味がある内容を聴くというよりは、勉強のためみたいなイメージ。ただ、最近になって、私は研究者をしているんですけど、研究者の人たちが日本語でPodcastをやってるのがTwitterでチラチラ見えるようになって、Researchat.fmという番組なんですけど、そういうのを見て、同世代ぐらいの人がPodcastを録ってたりしてるんだみたいな感じで、自分とは関係なさそうな英語ネイティブが喋ってるものをただ聴くみたいな存在だったPodcastが急に身近になったという感じでした。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

周りの方は結構Podcastをされているということですよね。

Ayaka
Ayaka

そうですね、最近になってという感じです。

Ryohei
Ryohei

僕たちが始めた頃に、直接の知り合いでPodcastをやっている人はいなかったんですけど、同じような属性の、例えば僕にとっては同世代のエンジニアの人だったりとかが既に始めていたりとか。Ayakaさんにとっては研究者の人が始めていたりというのを見て、自分たちでも始められるかもしれないなっていう印象はありました。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

そんな印象を持たれてたお二人が「研エンの仲」をやろうと思ったきっかけは何だったんでしょうか?しかもご夫婦じゃないですか、そのきっかけは何だったのかなと。

Ryohei
Ryohei

実は始めた頃はまだ夫婦ではなくてカップルという自己紹介の仕方だったんですけど、始めたきっかけってどうだったのかな。

Ayaka
Ayaka

RyoheiさんがPodcastをやろうよみたいな感じで、私は「あ、はい」みたいな(笑)。私としてはそんな感覚だったんですけどRyoheiさんはどうですか?

Ryohei
Ryohei

(コロナウイルスの流行で) 友達と会う機会も減ったりした、2020年5月ぐらいに始めたと思うんですけど、やっぱりソーシャルなコミュニケーションが友達と減っている状況の中で、僕たちは割とお喋り好きなこともあって、ただZoom飲みとかを頻繁に開催することって難しい。それだったら、僕たちが普段お喋りする様子を友達に聴いてもらって、一方向ではあるけれども、キャッチアップみたいなことができたらなという感じで、最初は本当に顔見知りの知り合いに対して、僕たちが最近どうしているのかということを聴いてもらえるような番組、というのをイメージして始めました。

Ayaka
Ayaka

あ、そうだったんですか!?それ知らなかった(笑)。

確か最初の5つぐらいのエピソードは、完全に友達だけに公開して聴いてもらって始めたんですね。まずは自分たちの友達、目に見える範囲、想像できる範囲の友達が面白くなかったらやってもあまり意味がないだろうという始まり方ですね。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

不特定多数のいろんな人に聴いてよというよりも、お二人の周りの方々への生存確認というか、私達元気にやってますみたいな、そういったことも込みのイメージで配信されてきたような形ですかね。

Ryohei
Ryohei

状況的に、あの頃ってそういう感覚だったと思うんですよね。「みんなどうしてるんだろう?」という。頻繁に電話とかをするわけではない関係の人たちとは、全く顔を合わせない、会えないという状況になってしまってたので。日頃話していた友達へのメッセージという側面もあったかなと思います。
なと思います。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

と、いうことをやろうよとAyakaさんはRyoheiさんから聞いたと思うんですけども、 その時、Ayakaさん的にはどうだったんですか?「うん、良いよー」みたいなすごい軽いノリだったのか、それとも「どうしようかな、どうしようかな」みたいに長考したというか。

 Ayaka
Ayaka

全然考えなくて「うん、良いよー」みたいな感じでした(笑)。やっぱり最初は友人に公開してみて、続けられそうかみたいな感じで、そういう意味でハードルが低かったっていうのもありましたし、それで最初に聴いてくれた友人が「めっちゃ良かった!」という反応で。それは本当に友人に感謝なんですけど、「すごい面白い!こういう話題を話してほしい」みたいなことを言ってくれた第一号のファンになってくれた友達がいて、その友達のおかげで、もうちょっと広く配信することにあまり抵抗を感じずにできたし、何かスルスルと始めることができたという感じです。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

なんか面白いですね(笑)。ちょっとここでAyakaさんとRyoheiさんって何者なんだっていうことで、言える範囲で構わないんですけども、普段何をされているんですか?

Ayaka
Ayaka

私は神経科学、脳のことを研究する研究者をやっていています。研究者の「研」とRyoheiさんの「エン」を使って「研エンの仲」というふうに名付けました。普段やっていることは脳がどうやって好き嫌いを判別しているかとかそういう研究をやっています。Ryoheiさんは?

Ryohei
Ryohei

僕は外資系の会社でエンジニアをやっていて、今は地図アプリを作っています。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

そんなお二人がやってる「研エンの仲」なんですけども、番組のコンセプトはどのようなものなんでしょうか?

Ryohei
Ryohei

3タイプの企画があって、①エンジニア中心の話、②研究を紹介するような話、③例えば最近読んだ本とか、見た映画とか、あとは二人の関係性の話だったり、家具どういうの買った、みたいなカジュアルな話。この3つをバランスが取れるように企画を考えています。
コンセプトという決まったものは無いのかなという感じがします。他の番組さんでは、「このことについて話します」みたいにかっちり決まってる方もいらっしゃいますけど、僕たちはどちらかというと「研エンの仲」と言っているぐらいなんで、二人が話してればそれは「研エンの仲」だろうという感じで好きにやらせていただいております(笑)。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

配信はどのようなスケジュール感ですか?

Ryohei
Ryohei

平均すると2週間に一度ぐらいかなと。毎週配信する時期もあれば、ちょっとお休みをして、1ヶ月2ヶ月とかしない時期もあったりして、二人のプライベートに忙しさとかもあるので、波があっても良いかなということで、無理のない範囲で配信しています。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

配信できるタイミングでやっているという形ですね。

Ryohei
Ryohei

そうですね。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

時間の尺というのは何か決めてますか?

Ryohei
Ryohei

だいたい30分〜1時間ぐらいに収めようとはしてますが、最近は盛り上がる回が多くて1時間超えのエピソードも出てきています。

 Ayaka
Ayaka

元々は多分30分ぐらいの回が一番多かったんですけど、最近はほぼ1時間を超えてしまっていて、できれば30分〜1時間の間に収めたいなとは思っています。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

「研エンの仲」のトップ画像、アートワークがすごく素敵だなと思ったんですが、あの絵はどうしたんですか?

Ryohei
Ryohei

確か1年ぐらい経ったときに、ちゃんとしたアートワークを作ろうという話になったんですね。それまではAnchorのサービスが自動で生成してくれる画像に、ちょっと文字を載せてアレンジしたものを使っていて、仮のつもりが結構長く使っちゃった(笑)。
Podcastあるあるかもしれないですけど、そういう状態だったので、イラストレーターの方にお願いして絵を作ってもらって、それを元に文字の配置だとかをアレンジして作りました。クラウドソーシングという、イラストレーターさんに仕事をお願いできるサービスを使って、僕たちのイメージを伝えて、描いていただいたっていうのが、成り立ちですね。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

このアートワークは良いですよね。

 Ayaka
Ayaka

ありがとうございます。いくつかを案を提案していただいて、その中からこの構図が良いんじゃないかというのを話し合って最終的にこの形にしていただいたっていう感じです。すごい良いイラストレーターの方でしたよね。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

素敵ですよね。やっぱりアートワークってすごく重要だなと思っているので、良いな〜と思って見てました。次に番組の構成のことなんですけども、お話自体の構成は決められていたりしているんですか?

Ryohei
Ryohei

紹介したいトピックがある回に関しては、調べものを事前にしておいてそのノートを共有して、それを見ながらお話するという感じになってます。その時点で説明の順番とかは決まってきます。
そこから質問があって脱線したりというのは当然あるので、構成通りの話が半分と、脱線していろんな話に飛ぶのが半分です。雑談系の話に関しては、ほぼ決まってません。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

普段のお二人の会話がそのまま音声ファイルに乗っかってきているということですもんね。

 Ayaka
Ayaka

後半はお便りでとか、最初にこの話をしてみたいに決まってる感じではないことが多いです。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

BGMは、お探しになったんですか?それとも作曲されたんですか?

Ryohei
Ryohei

これはロイヤリティフリーで利用できる、有料の音源を探してきて、Podcastを始める最初に、これが良いじゃないか、これが合ってるんじゃないかっていうのを探してきました。それがすごく気に入っているので、今までずっと使ってます。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

すごいフィットしてますよね。素敵だなと思ってるんですけども、前半最後の質問になりますが、台本はありますか?

Ryohei
Ryohei

箇条書きで話すことがメモされている程度で、話すことがそのまま書いてあるという意味での台本はありません。番組によっては前説というか、これはこういうPodcastですと話されている方もいらっしゃいますが、僕たちは割とスルッと入る感じで終わりも特にフォーマットは無いので、最後にさよならと言うぐらい。なので、台本という形では無しでやっています。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

話すポイントの箇条書きを書いておいて進めるという形ですね。

Ryohei
Ryohei

そうですね。