オトマーケ 八木太亮(Part.1)


オトマーケ

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音声とマーケティングを考えるポッドキャスト『オトマーケ』は、日々国内の音声メディア支援&デジタル音声広告領域で活動するオトナルの八木が、音声メディアや音声広告について語るポッドキャストです。 デジタル音声メディアや音声広告(Spotify広告やradiko、ポッドキャストオーディオアド)のマーケティング活用、音声のアドテクノロジー領域の最新トレンドの情報などを発信していきます。

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オガワブンゴ
オガワブンゴ

今回は、オトマーケを制作されている株式会社オトナルの八木太亮さんにお話を伺います。八木さん、よろしくお願いいたします。

八木
八木

よろしくお願いします。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

八木さんがPodcastを始めた理由を教えていただけますか。

八木
八木

私の場合はちょっと特殊で、オトマーケというPodcastよりも前に、オトナルという会社がありまして、私達オトナルは、デジタル音声広告と言われるような、インターネットの音声広告の代理店でもあり、アドテクノロジー会社という立ち位置で、もともとラジオ局とか新聞社の音声配信を技術面で支援したり広告商品作りをしている会社です。

もともとその事業があって、その中から生まれた我々も音声配信をしましょうという企画の一つとしてやっているのがPodcastのオトマーケです。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

なるほど、じゃあ「Podcastをやろう!」ということよりも、むしろオトナルさんの事業があって、結果として始めたということですね。

八木
八木

過程なのかプロセスなのかわからないんですが、流れの中でっていう感じです。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

本来であればオーディオアド的なお話を聞くのが八木さんの場合は本筋かもしれないですが、Podcast Meetingの場合、Podcsatの番組という視点になるので。

実際にオトマーケを始める前はPodcastにどのようなイメージを持ってましたか?

八木
八木

Podcastというよりは音声コンテンツ全般に興味があり、ハードウェアもそうなんですけど、私は仕組み自体をもともと知っていました。知ったタイミングは、割と流通が広がっており、Spotifyは既に参入していて、GoogleはPodcast検索を実装するというタイミング。

ですので、Podcastというよりはスマートスピーカーとか音声メディアという形のアプリとかから入っていって、その中でもPodcastが面白いなって思い始めたのは、普通の音声コンテンツって1個のプラットフォームで「聴く」という感じなんですけど、Podcastは拡散型で配信できるので、そこがコンテンツ配信者主導でいいなって思ってました。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

特殊ですよね、八木さんの場合。

八木
八木

そうですね。配信を自分でやってみる前に技術的なところは理解していたという。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

ここでPodcast番組のオトマーケの話ですが、オトマーケはどのような番組ですか?

八木
八木

音声とマーケティングを考えるPodcastで、取り扱っているテーマは音声メディア、音声広告、音声配信、音声市場全般です。

企業がプロモーションをするときに、音声を活用する方法って、広告をうつか、コンテンツとして音声配信を活用するか、このどちらかだと思うんですけど、こういったところに役立つ情報を発信しています。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

次にオトマーケを企画するにあたり、気をつけてたことはありましたか?

八木
八木

話している内容は、市場の話・私たちがデジタル音声広告の提案の中で知ったこと・結構難しい内容や私たちしか知らない情報、つまり新しい市場なので誰にも聞けないみたいなことが我々にもあったので、そのあたりをきちんと伝えることを目的としています。気をつけていることはわかりやすく伝えるということですね。

アドテク領域の音声のアドテクノロジー、広告技術がテーマになることが多いんですけど、基本的に横文字が多かったり、プログラマティック広告とか理解しないと意味がわからない言葉が飛び交うんですけど、そうしないようにしようと。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

言葉はわかりやすく、情報も正しく伝えるということが企画の段階で気をつけたことっていうことですよね。

八木
八木

そうですね。噛み砕いてわかりやすくという感じですで、とにかくわかりやすく伝えていこうっていうのがテーマです。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

オトマーケのような番組ってあまり無いですよね?

八木
八木

普通の音声配信者の方の番組って自分たちが面白いと思っていることとか、大衆の方が同じ趣味を持っている、例えば私はプラモデルとかガンダムが好きなんで、プラモデルをテーマにしたPodcastとかを聴きますよね。一方、私達ってめちゃめちゃニッチなんで、BtoBでいうと専門誌みたいなイメージですね。普通Podcastが一般の方向けの雑誌、BtoCだとしたら、我々はBtoBの専門誌なので、対象者がめちゃくちゃ狭いっていう。業界専門誌的なポジションですね。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

八木さんってそもそもWebメディアとかも作ってたりしたじゃないですか。webメディアとPodcastの相違点とかは八木さん的にどういう視点で捉えられてますか?

八木
八木

私は結構違うなって思っていて、webメディアと違って、音声の場合、かなり再生されるまでのハードルがめちゃくちゃ高いなって。これがメリットでもありデメリットでもあると思ってるんですけど、Webメディアって今だとSNSとかで、私も昔webメディアの立ち上げから収益化まで全部やって一周やってきたっていう中で、webメディアは、敷居が低くて誰でも作れて、作ったら読まれてシェアされて、あとは流し見されてみたいな感じなんですけど、音声って番組を知っても再生するまですごいハードルが高いじゃないですか。なんかここの難しさもありますし、逆に言うと聴かれ始めると、1回聴いたらなんとなくその人のこと嫌いにはならないというか、なんか愛着がわくっていうか、逆にWeb記事とかって1回見たら忘れちゃうというか、何の記事だったのかなんて覚えてないと思うんですけど、音声配信とかって聴いた番組ってそんなに忘れてないのかなっていうか。わざわざ自分が聴いていてその人の声をこれ聴いたことがあるなってなる。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

確かに残る残らないっていうのはありますね。

八木
八木

そうですね、記憶に残る残らないっていうのもありますね。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

WebメディアとPodcastの違いってそういうところかもしれないですね。

八木
八木

広く浅くっていうのがwebメディアだとしたら、広くはないけれども深くいけるというのがっていうのが音声だなって。ラジオとかも結構そう言われたりすることあるんですけども、エンゲージメントとかって。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

なるほど。先ほど企画っていうことを聞いたんですけども、番組の構成はどんなイメージで作られてるんですか?

八木
八木

あまり明確な構成はないんですけど、だいたい一つのテーマについて話していくという感じです。

一つのテーマのパターンがニュースであるケースと、我々から例えばこの音声メディアについて紹介しますっていうケース、またゲストが出てくるケース、だいたい3種類ですね。

そして、それについて深堀して10〜15分話します。だいたい1エピソード1テーマです。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

なるほど。じゃあ何かがっつりとオープニングはこうやります、本編はこうで、というよりも、一つのテーマを置いてお話をされるっていうことですね。

八木
八木

そうです。ただ章立てみたいことはしていて、これ文章を考えるときの私の癖で、みんなそうやっているかもしれないですけど、大見出し中見出しみたいな考え方はやはりあって、それが1個のテーマについて話すときに5つの見出しぐらいだいたいあるんですね。

それは何なのか、なぜそうなっているのか、今後どうなるのかみたいな。今のは例えですけど、こういう見出し構造で、これについては話すべきっていうのを決めて話してるって感じです。

Part.2へ続く