balltrip MAGAZINE バスケットボールニュース 木村英里(Part.2)

オガワブンゴ
オガワブンゴ

ポッドキャストを始めてみてわかったことや、気づいたこと、アナウンサーのフィルターを通して教えてください。

木村英里
木村英里

まず始めてみて、今、ポッドキャストについて思うことや印象、変わったことっていうと、音の図書館だなって思ってて、テレビの番組、ラジオの番組って、やっぱりどんなに録画録音しても、情報って流れていくんですよね。

何月何日こういうことがあったとか、こういう話をするっていうもの、やっぱり回を追うごとに後ろに後ろにどんどん流れていく。でもポッドキャストって、アーカイブで、ちゃんと第1回、第2回、第10回。それこそね、今度私達(balltrip PODCAST)がもう間もなく到達する第200回まで、全部が取り揃えられていて、本当にそこからぱっと思いついたときに、じゃあちょっと第50回引っ張ってみようとか、漫画喫茶もそうですけど、「好きなものを好きなときに引いてくる」あの感覚がすごくしっくりくる。今までいろんなメディアにいてきたけど、そこは一番初めての感覚で「こういう感じなんだPodcastって」というのが一番感じてること。

アナウンサーとしては、さっきも言いましたけど、その番組のテイストによって、これはもちろんテレビもラジオも一緒ですけど、もちろん喋り方読み方って変わるじゃないですか。
だから私達のボイスサンプルな役割も担えるなって思う。

私は今ニュースのテイストのものって持ってるから、例えば、朗読っていうジャンルで、もし番組を始めたらその絵本ごとにいろんな声の読み方を提供できるし、インタビューだったら普段と若干近く、くだけた喋り方もOKだったりとか。こういうものが必然的に自分のボイスサンプルがめちゃくちゃ溜まっていくみたいな感じ。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

それは面白い視点。えりさんならではですね。

木村英里
木村英里

テレビとラジオではなかなか難しいけど、私の冠番組が持てるかもしれないなって思う。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

うん。冠持つってすごい大変ですからね。

木村英里
木村英里

本当に、一流のトップの方が持てる称号じゃないですか。でも、ポッドキャストは、もちろんそれだけ責任を持ってそれだけのクオリティを提供する自信がないとできないけど、可能性の扉は、テレビやラジオよりも多いと思うし、できるかもしれないなって思ってます。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

そうですよね、これ冠をまず持ってみて、チャンスをつかむきっかけになり得ますよね。
面白いですねそういうの視点ではね。僕がやり始めたときって2016年ぐらい。話すプロの人がちょっと食いついてくれてるっていうのは僕は嬉しいです。

木村英里
木村英里

やっぱり日本って都心部だと電車で移動する方もすごく多いじゃないですか。だから何かこうやって好きなときに引っ張ってきて、その音を聴くってすごくあっという間に皆さんに取り入れられるんだろうなと思ってます。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

僕の番組やってますけども、通勤通学で聞いてる方がすごく多いですね。やっぱり時間帯的には。

木村英里
木村英里

だから私達のballtrip PODCASTバスケットボールニュースも、例えばさっき土日に連戦で試合があるって言ったじゃないですか。
土曜日の試合の結果を自分が応援しているチームの試合は見てるけど、他会場の試合までチェックできなかったときに、日曜日の試合に行く前にポットキャストを聴いてもらえれば「他会場の結果はおのずと知れる」っていうふうにしたかったんですよ。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

なるほど。

木村英里
木村英里

試合会場に行くまでに全部がわかるっていう風に。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

大変じゃないですか、試合の後って。

木村英里
木村英里

大変ですよ。balltripの編集長に声を大にして言いたいんだけど、大変です。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

大変ですよね。

木村英里
木村英里

何でかっていうと、スポーツってだいたい夜にかけての試合もあるじゃない。例えば夜7時に試合がありました。バスケットボールってだいたい2時間ちょっとですね試合が。9時ぐらいに終わって、そこから、両チームのヘッドコーチの会見を取材し、チームの選手の取材をし、家に帰ったら12時、そこから録音。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

プロですね。現場の話を聞くっていうのはすごく楽しいなと思うんですけど最後に、ポッドキャスト始める人たちに対して何かメッセージがあればお願いできますか。

木村英里
木村英里

私は、Podcastの敷居って思ってるより高くないかもって思ったんです。
元々やっぱり、自分はヘビーリスナーじゃなかったから、挑戦するって言っても、正直一番最初は本当に初心者すぎてイメージがついてなかったレベルだったので、私でやっていいのとか、それこそ著名の名が知れてる方々じゃないと駄目なんじゃないのっていう、そういう思いもあったし、しかも私達のballtrip MAGAZINEというできたてホヤホヤ状態でポッドキャストにも進出をしたので「大丈夫!?」みたいなのも正直あったんです。でも、ちゃんと回数を重ねていけたし、「私にできた」っていう手応えがあるので、皆さんも信じてチャレンジしてもらいたいなって。喋り手としてもこれだけ回数を重ねて、配信できるものってなかなかないじゃないですか。

帯番組を持てば、毎日喋る場ってありますけど週一の番組で年間何回できるのっていう話で、Podcastのいいところって時間尺も番組によって様々じゃないですか。私達の場合、一試合しかない日だったら一試合の速報しかも出せるものないので、すごく短い1分ぐらいのときもありますし、でもね、他の番組になったらもっとしっかりお喋りもできるし、そういう意味での幅広さ、喋りの雰囲気の幅もそうだけど、番組のテイストも本当に幅広くできるので、どんどんチャレンジして、私もしたいなと思うから、皆さんにもチャレンジしてもらいたいなって思います。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

そうですよね。なんかすごくリアルな声を聞かせていただいて、ありがとうございます。

木村英里
木村英里

ぜひあの、今はballtrip PODCASTバスケットボールニュースで配信しているので、それももちろん聴いていただきたいし、次のシーズンに向けて新たなものを作りたいなって画策し始めてるので、ぜひballtripのPodcastもチェックしてください。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

ぜひ、英里さんの声を聴きにバスケットボールニュースを聴いていただきつつ

木村英里
木村英里

なんかいいですよね。TVとかだとやっぱり喋ってる人って遠いし、ラジオはリスナーさんとの距離感って近いんだけど、一対一の感覚までには行き着かない。Podcastはなんか一対一の感覚に近い気がする。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

その通りだと思います。一対一の距離感に特に近いですね。

木村英里
木村英里

1年やって気がつきました。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

引き続きよろしくお願いします。

ということで、今回はballtrip PODCASTバスケットボールニュースの木村英里さんにお話を伺いました。
英里さん、ありがとうございました。


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