100円で買い取った怪談話 昆優太(Part.1)


100円で買い取った怪談話

この番組では、兵庫県尼崎市のとある市場で開催されている 「怪談売買所」で100円で買い取った怪談を体験者の音声と共に放送します。 パーソナリティーは怪談作家の宇津呂 鹿太郎 本編の後半では、怪談売買所の主人である彼の独自の視点で語られる 怪談解説をお楽しみください。 オンラインであなたからの怪談を買取ります。 詳細のリンクからご応募ください。

https://docs.google.com/forms/d/1snDHstkcbyBbrLseUzuBOcKkWjQIL-2aGfWX5fypqic/edit


オガワブンゴ
オガワブンゴ

今回は「100円で買い取った怪談話」の番組ディレクターをされている昆優太さんにお話を伺います。

昆

よろしくお願いします。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

昆さんがまず、この番組を始めた理由を教えてください。

昆

株式会社PitPaに入社した今年(2021年)の頭くらいに、オリジナル番組を1個か2個作りませんかみたいな感じで言われていたので、じゃあどんな番組やろうかなって思ってる時に、去年の年末に僕「ドキュメント72」を見るのが大好きなんですね。

その中で、兵庫でこの怪談売買所っていうのが一瞬映ったんですよ。僕それがずっと頭に残っていて、この人で番組作りたいなって思いオファーをして、OKですよって言われたところからこの番組を始めました。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

テレビですよね?アポイントは?

昆

ツイッターのDMで送って、そうしたら興味ありますと返事が来て。ここで買い取っている音声っていうのは、多分録音しているはずだと思ったので。

怪談の番組って、Podcastランキングの中にも何個かありますよね。それって割と朗読みたいで声優さんが読んでいる。

僕からしたらリアリティがないものってちょっとどうなのかなって思ってて、結構怪談ってフワッとしたオチじゃないですか、あれってどうだったんでしょうね?みたいに終わる。

ただ「100円で買い取った怪談話」って、完全にその人が体験した話を買い取り、それプラス、宇津呂さんの怪談解説がある。 「体験者が語る怖い話」プラス「宇津呂さんの怪談解説」というの、二つの楽しみ方があるんじゃないかなという感じのコンセプトで始めました。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

なるほど。昆さんはPodcastを作ってたんですか?

昆

Podcast制作はこの会社に入ってからです。

インターネットラジオでアーティスト名は言えないですけど、アーティストのファンクラブで聴けるネットラジオっていうのは2、3アーティストくらいやってました。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

先ほど打ち合わせで話していた中で、実はラジオ番組の制作をされてたっていうことなんですけども、ラジオ番組とポッドキャスト番組の違いって、昆さん的にありますか?

昆

すごい言い方が悪いですけど、ラジオは作って、はい終わり、納品しました、その後は知りませんになっちゃう。だからそこまでで、いかにどう面白くするか。あと、面白かったどうかの判断って2ヶ月に1回のレーティングで数字良かったら企画も面白かったから良かったんじゃない、くらいのとこまでしか見れないんすけど、Podcastってもうこの年代の人が聴いてます、このエピソードはここで聴く人がやめましたっていうのがグラフになって出てくる。どこ聴いたか、どこで聴くのをやめたかが可視化されて見えるというのは、Podcastの一番の特徴なんじゃないかなと思ってます。

作って終わりじゃなくて、作った後に、これよかったよね、ここ駄目だったよねというのが見えるというのは、制作者の目線だとPodcastの良いところかなって思います。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

Podcastの印象ってどうでしたか?

昆

印象は、気にもなってない、印象にないっていうのが正直なところで、著作権の問題で曲もかけられないし。別にラジオ番組で良くない?という感じで。

生感っていうのも、ラジオ時代は僕生放送ばかり作っていたので、Podcastは配信モノとなると、そこはやっぱりラジオと違うから、あんまりPodcastに関してのイメージもなかったですね。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

印象もイメージもあまりなかったということですね。

現在この「100円で買い取った怪談話」以外にもいくつ番組を制作されていつということですが、ちなみにどんな番組ですか?

昆

「気になる特殊職業の世界」という、ちょっと変わった職業の人にインタビューする番組で、声優さんとか、着ぐるみをつくる造形作家さんとか、スーツアクターとか、そういう人に、その人しか知り得ない仕事の話をしていくという番組だとか、マッチングアプリを使って1ヶ月で恋人できるか検証してみたっていう番組をやっています。

これは今恋人がいないいう人にうちでお金出すんでマッチングアプリに登録して、1ヶ月間毎日使って検証していもらい、恋人ができるかどうかというのを1ヶ月音声を送ってもらうっていう、マッチングアプリ専門家と二人三脚でやるっていう番組をやってますね。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

この「100円で買い取った怪談話」のことをちょっとお伺いしたいなと思うんですが、企画するにあたり、何か気をつけたことあります?

昆

企画段階で気をつけたこと、どうやるかというのはいろんなパターンを考えました。NGとか出る可能性もありますよね、話の内容は面白いけど、ちょっと肉声使われるのはNGですってなった場合、ドラマとしてやるのかとか。

ただ、やってみないと精神だからあまり気つけたことはないですね。

やってみて少しずつ直したみたいな感じです。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

じゃあ、構成とかのはある程度組んで、こういうふうにやっていこうと思いつつ、「えいっ」てお話される方に投げちゃう?

昆

いや構成は最初考えました。どうしたら面白くなるかなと。まず今日はこんな怪談を話します。そして本編の買い取った音声を流す。そこから宇津呂さんに怪談解説をしてもらう。というところまでは一番最初に座組として作ったという感じです。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

ある程度昆さんの中でイメージしていたものを投げて、もう始めちゃって、

トライアンドエラーじゃないけども、それでやっていく。

昆

そうですね。

音悪いけど話は面白いからやってみるかって思ったら、やっぱり音悪いと再生数というか、あんまり再生率は良くない。

じゃあ今後はそういうのはやめようとか、宇津呂さんの解説が長くなったときは後半が聴かれなくなってきているから、解説も何分以内でやろうとか。

怪談もあまり長すぎても短すぎても駄目だからこれくらいの尺を用意してやろう、とかっていう感じでやりながらやりながら、この回はすごい伸びてる、じゃあこれに似た感じので作ってみようというふうにしてます。

駄目な回は、なんで駄目だったかを見つつ修正していくという感じで、とりあえずやってみる精神ではありましたね。

もうYouTubeもガチガチに規制が入ってるし、テレビやラジオもそう。でもPodcastは割と今は自由に作れる。そういう意味でメディアの中ではすごく色々な可能性があるんじゃないかなって思ってます。

オガワブンゴ
オガワブンゴ

じゃあ、その可能性という話は後半に。

続きはPart.2へ