midnight temple radio お寺ジオ
僧侶の兄弟がお送りする #お寺ジオ
オンラインの駆け込み寺 として配信しています
コンセプトは【耳からご縁を結ぶ寺】
仏教/お寺/神さま/仏さま/目に見えないものに関するウソ?ホント?豆知識などお楽しみください
お便りは随時募集中です
ex)人間関係で悩んでいます…〇〇の話聞かせて!
などお気軽にどうぞ
仁部前誠
https://twitter.com/nibe_zenjo
仁部前叶@六尺法師
https://twitter.com/6SYAKU_HOUSHI
今回は、midnight temple radio お寺ジオを配信している妙見山 上原寺(みょうけんざん じょうげんじ)の副住職、お兄さんになります、仁部 前誠(ぜんじょう)さんと弟の仁部 前叶(ぜんきょう)さんにお話を伺います。
前誠さん、前叶さん、よろしくお願い致します。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
まずこのお寺ジオを始める前、Podcastにどのような印象やイメージを持たれてましたか?
私自身ですね、運転の途中にラジオを聴くことはよくあったんですけども、Podcastとして何か特定の番組を聴くということは実はありませんでした。
ただ、音声配信という大きな括りでいくと、動画主体の世の中で耳で聴くPodcastはリラックスできるなぁぐらいの認識でした。
目が疲れないというか、ながら聴きができるというぐらいの存在でした。
前叶さんはいかがでしょうか?
私も特段もともと大きな縁があったわけではなかったんですけども、Podcastと聞くと、何か専門的な番組というか、芸能人の方がやっているのかなとか、とても自分たちが踏み入れる領域じゃないような印象を持ってました。
逆に今Podcastをやってること自体が不思議だなという感想を持ってますね。
そうなんですね。
このお寺ジオを始めるきっかけは何だったんでしょうか?
配信開始が令和2年5月23日で、その頃は新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が出たりしていて、街に出歩けないといった状況でした。
ですので、単純に時間ができたということと、コロナは関係ないんですが、前から漠然とお坊さんとして積み重ねのお話ができる場所はないかなということを思ってました。
というのも仏教ですとか、仏様の教えというのはすごく広大な教えなので、場当たり的にチョロっと話しても、なかなか関係性もできづらいし、ご理解いただけない部分もあったり。
何か自分の話したことを残しておくことができる場所があったら良いなと漠然と考えたときに、ちょっとラジオをやってみようかなみたいな流れがきっかけです。
お寺ジオは、実際どのような番組なんでしょうか?
コンセプトとしては、我々兄弟で言ってるのは、「耳からご縁を結ぶ寺」。
「オンラインの駆け込み寺」というような場所になれたら良いなということで、2人で配信している番組で、内容的には当然お坊さん2人なので、仏教、お寺、神様、仏様、目に見えないものに関する嘘・本当・豆知識とかですね。その他、我々お坊さんに質問あります?なんていうことを投げかけるとお便りとしてリスナーさんから素朴な疑問だったり、あるいは不思議な体験しましたとかですね、
何かそのようなことが集まってるような番組です。
配信スケジュールは?
配信は2種類ありまして一つ目が収録配信。こちらは不定期になってます。特に決めずに兄弟2人で時間がある時に収録をして配信するという形。
もう一つがライブ配信、生配信ですね。こちらは後ほど詳しくお話させていただきますが、毎週土曜日の夜11時から行っております。
ミッドナイトですね(笑)。
基本はミッドナイトです(笑)。
そこはお寺ジオの特徴かもしれないですね。
その時間にお寺とかお坊さんと接点を持つことって一般の人は無いじゃないですか。
ないですよね。
ライブ配信は夜11時からなんですけど、最初の10分間ぐらい僕、お経を読んでるんですよ。
夜中にお経を聞くとだいたい皆さん、怪談話じゃないですけど、ちょっと不気味なイメージあるじゃないすか(笑)。
はい。
これがまた不思議でして、やっていくと、癒されたとか、そういったお声をいただいたします。
その一つのエピソードの時間の尺っていうのは、まちまちっていうことですかね?
収録のエピソードは12分と決まってまして、兄弟2人で掛け合いをしながらテーマについてお話をしていく。
ライブ配信に関しては、30分と決まっています。
とてもユニークな番組ですけども、本当にお二人ともお坊さんか!?っていう掛け合いを聴けるので、皆さんに僕は聴いてもらいたいなと思うんですけども、この番組立ち上げたときの企画についてお聞きしますが、お寺ジオを企画する上で意識したことはありますか?
実はですね、練りに練ってから一歩踏み出したということではなくて、とりあえずやってみようと(笑)。
うだうだ考えてもしょうがないし、時間もあるから、とりあえずやってみようと。
なるほど。
ただ、それをやるにあたり動画は、編集のコストがかかるので、兄弟の性格上、これ続かないだろうと。音声配信ならば、サクッとできるし喋るだけだし、ちょっとやってみようという形で、走ってみました。
やっていくうちに、番組の空気感だとか、そうしたものが段々と出来上がってきたり。
あとは僕なりに気づいたのが、やっぱりお坊さんというのは人前でお話をしたりとか、お経は聞きようによっては音楽ですよね、鳴り物があったりして。ですから音声配信はお寺やお坊さんと相性が良いのではないかなとやっていくにつれ気づいてきました。
ですからですね、もう配信を開始して1年以上経ちますが、第1回目の配信や第2回目の配信とか、今聴くと本当に恥ずかしい(笑)。
本当手探り状態でやってるなという配信になってますよね。
前叶はどう?
本当にそのまんまですよね(笑)。
2人の中での共通認識で言えば、やっぱりどうしてもお坊さんがお話すると堅苦しくなってしまうとか、内容が内容なので重たい気分になってしまう方も少なからずいらっしゃる可能性があるということをオフラインの現場でそういうことをしているのでお互い重々承知しています。
それがオンラインになったときに、顔もわからない、身振り手振りが使えないとなったときに、じゃあどうしようといろいろ頭を回転させましたが、もうこれは私達が本職の僧侶として配信している建前がある以上、やっぱり皆さんが身構えてしまう部分があると思ったので、逆に、「本職がオフのときに何か面白い話をしているぞ」という裏話じゃないですけど、そういう視点を持ってお話したら、どんな話題でも取っ付きやすくなるんじゃないかなぁと。
ただ、節目節目にやっぱり本職の言葉をドンと入れておけば、あまりグダグダしないのかなというバランス感覚は大事にしようと何となく2人で話してました。
「やってみよう」ところから始めて、やりながら構成も作ってきた感じですよね。
そうですね。それこそ始めた頃は、いつ辞めてもいいみたいなところで、ちょっと力を緩めるというか、別にこれ趣味だしなみたいな。
今でもフワッとしているので、フワッと始まって硬くなってきたのではなく、まだフワッとしてます(笑)。
回を重ねるごとに良いお坊さん化していったとか、そういう経緯は全くありません(笑)。
本当に、面白いんですよね。twitterを積極的に活用されていてPodcastとの連動という部分は何か考えてされてますか?
これは私の役目ではなく弟(前叶)の役目なんですが、弟がバズるとリスナーが増えるんですね。
数字的な部分で言うと、いじられるのが嫌なので自分で言っちゃいますけど、僕のフォロワー数は630ぐらいなんですが、弟のフォロワー数が今16,000ぐらいあって僕は正直微力ながらという感じですね。
twitterは前叶さんがご担当。
もともと音声配信を始める前から僧侶ということ、ホームページもつけて顔も名前も経歴も明かした上でtwitterをしてました。
音声配信はその後から始めたので、いわゆるバズるっていう状況になるたびに、お寺で無料のラジオをやってますというリンクを貼り付けてます。
twitter恒例のバズったら宣伝して良いという波に乗っかって、1年間でも10回ぐらいはいわゆる万バズリというご評価をいただいたので、そのたびにラジオやってるよって言い続けて、twitterが伸びると、配信の方も伸びるっていう仕組みを確立してやってます(笑)。
良いシステムですよね(笑)。
そうなんですよ、良い循環ができて楽しくやらせていただいてます。
Part.2へ続く