Running Channel(ランニング チャンネル)
ランナーのためのInstagram連動型Podcast! ランニングにまつわる身近な話題や疑問点を全国のランナーとシェアします。 毎週土曜日午前5時更新。ランニングのお供にどうぞ♪
《話す人》 上田 怜 Garmin Japan ガーミンマスター Skechers Japan アンバサダー 日本証券アナリスト協会 公認アナリスト
《オフィシャルウェブサイト》 https://www.runningchannel.jp/
上田さんは普段どのような環境で収録されてるんですか?
普通に自宅でマイクに向かって喋っております。
収録のときに気をつけていることとかってありますか?
Podcastって声だけのコンテンツなので、機材にはこだわった方がいいのかなと思って、最初、ちゃんとしたマイク、といっても1万円台ぐらいのマイクですけど、それを買おうと思っていたら、去年(2020年)の7月から始めたんですがちょうどコロナ禍で。在宅ワーク用品がものすごく世の中から不足してしまって、マイクもすごく手に入りづらい状況で、まず機材を買い揃えるのが大変だったんですけど、無事に買い揃えることができました。ちゃんとしたマイクで喋ろうとしております。
例えば、収録のときにご自宅の環境、いわゆる外的なことで気をつけていることはありますか?
単一指向性のマイクなのであまり外音は入ってこないんですが、最初はポップガードを付けていなかったので、自分の息の音やリップノイズが入ってしまって。ですので、ポップガードを追加しました。
実際に使われている機材は具体的にどんなものを使われてるんですか?
BlueのYeti(イエティ)を使っています。
重たいマイクですね。
マイク然としているマイクです(笑)。
アピールがすごいマイク(笑)。
そうですね(笑)。
それをパソコンに繋げて収録するという形ですね。編集ソフトは何を使ってますか?
無料で手に入るAudacityで編集しています。
インスタグラム連動型のこの番組なんですが、台本は用意されてるんですか?
台本はかなりみっちり用意します。
そうなんですね。
自分が喋ることを一言一句書くわけではなく、リスナーさんのコメントを一言一句間違えないように全部まとめ直して、そのまとめ直したものを全部カテゴライズし直して、喋る順番に並べ替えて、これはこういう分野というものを上から順番に喋っていく。プラスアルファ、いただいたコメントで補足的な何か面白いトピックとかがあれば、それを自分で事前に何時間もかけて調べいます。それを補足的に置いておくような形にしています。
準備はばっちりということですね。
準備しないとひとりPodcastは結構つらいものあるということが、回を経ていく中でわかりました。
確かに台本があったほうが話しやすいですしね。番組を聴いていると、BGMも一つだけではなくいくつか用意されて仕上げてますけど、このBGMはどう探しているんですか?
BGMはPodcast配信アプリのAnchor(アンカー)に最初から付いている無料のものでして、何十種類とあるんですけど、全部聴いて自分の番組に合いそうだなと思うものを4曲ぐらい使っています。
Anchor(アンカー)はそこまでできるようになったんですね。
そうですね。さらにSpotifyに買収されたので多分配信者が配信しやすいようなツールをどんどん出してくるんじゃないかなって期待しています。
配信の元になるのはAnchor(アンカー)を使われてることですね。
はい。
これを1人で全部するってなかなか大変だと思うんですけど、大変ですよね(笑)?
一話を仕上げるのに10時間くらいかかってると思いますね。土曜日の朝に配信するためにギリギリまで皆さんの投稿を待ったりするので、金曜日に一気に喋って、一気に編集して、一気に出すという形をとっています。
なんか気持ちがすごくわかります(笑)。
今度皆さんとオンライン飲み会でも(笑)。
上田さんがRunning Channel (ランニング チャンネル)を始めてわかったことや何か気づいたことはありますか?
ランナーさんの番組なのでランナーさんの意見限定になってしまうんですけど、このPodcastはコロナ禍に入ってから始めたチャンネルだったので、やっぱりコロナ禍でモチベーションがダウンしてどうしたらいいかわからないとか、ランニングって専用の競技場がいらないので、公道を走らないといけないので、こういう何か世間がピリピリしているときに、人目を気にして走らなきゃいけないとか、人目につかないところで走るとか、人目のつきづらい時間帯に走るとか、結構苦労されてる方がすごく多いんだなっていうことがわかりました。
そして、今までは仲間と走っていたけど、それが駄目になってしまい1人で走っていて寂しいです、みたいな意見を番組を始めた直後ぐらいにすごく沢山いただいていたので、もともと皆さんSNSをやってらっしゃって、いろんな人と繋がってるはずなのに、それでも自分が寂しいとか悲しいとか感じることが沢山あるということはPodcastを始めないとわからなかったなと思ってます。そこで何とか定期的にちょっとした拠り所になれば良いなと思って続けているところがありますね。
あとPodcastを作っていく上で何か気づいたことってありますか?
PodcastをこのままYouTubeにも音声として配信しているんですが、聴かれ方が全然違うんです。
YouTubeに配信しているPodcastって聴かれる時間がめちゃくちゃ短い。
なるほど。
Podcastとして配信しているPodcastは聴かれる時間がものすごく長い。なんなら2回も3回も同じものを聴いていらっしゃるというので、同じようなメディアという一つの括りではあるんですけど、見られ方聴かれ方って全然違うんだなと思って、それはすごく気づいたことでしたね。
完了率が違うってことですね。
そうですね。
上田さんが感じるPodcastの可能性があればぜひ教えてください。
Podcastは、一部例外もありますけど、今時点では基本的にマネタイズできないメディアなので、だからこそ自由にやって良いと思うんですね。何かしらお金が発生するみたいなものだと、作る側も緊張してちゃんとしたものを出さなきゃとか、こんなものを出して良いんだろうかとか、聴いている人が見てる人がこう思ってるからといって、いろいろ気にされることがどうしても多くなってしまう。Podcastってそこがほとんど無いし、最近Apple Podcastsが始めたりはしましたけど、それでも大多数のPodcastは今でも無料という形なので、本当にまずやってみて駄目だったら辞めても良いぐらいの軽いノリで始めたらいいんじゃないかなって思います。
最後になりますが、ちょっとお話していただきましたが、これから始める人に上田さんなりのアドバイスやメッセージがあればお願いします。
前半でも少し申し上げたんですが、やはりPodcastってフィードバックがもらいづらく、1人でマイクに向かって、2人とか3人とかもありますが、マイクに向かって誰かわからない人たちに向かって喋らなきゃいけないというところがあるので、語り手として孤独に感じたりすることもあるかもしれない。
ただ、そこは何かしらフィードバックをもらえるシステムを自分の中で確立しておくと、どんどん配信することが楽しくなってきますし、聴いている方と一緒に作っていくというような感覚になってくる。私も毎週配信してますけど、時間に追われて何か必要に駆られてすごいやらされてるという感じではなく、待っててくれている人がいるからとか、いつも楽しみにしてくれる人がいるからとか、集まってきた意見が本当に楽しい意見とか面白い意見とか、なるほどなって思うようなことが沢山あるので、自分自身もすごく楽しみながら配信ができています。もしこれから始める方も自分自身が楽しめる「何か」とか、そのフィードバックをもらえる「何か」を確立しておけば、寂しくなることはないかなって思います。
そうなんですね、1人ででやっているとどうしても寂しくなっちゃうことってありますからね。
これで良いのかなと思う方もいらっしゃると思うんですよね。
確かに。リアルな声をありがとうございます。
ぜひ、Running Channel (ランニング チャンネル)を、ランニングをされている方はもちろんインスタグラム連動型に興味のある方も含めて聴いていただければなと思います。
今回はRunning Channel (ランニング チャンネル)を配信している上田怜さんにお話を伺いました。上田さんありがとうございました。
ありがとうございました。